センター試験の英語で180点を超える実力があっても、第1問(アクセント)と第2問(文法・語法)は間違え易い傾向があります。過去にセンター試験190点を超え(超難関大に進学し)た当塾生も、ここでミスしています。
センター試験の過去問や模試で間違えたとき、復習すべきか/その必要がないか、(東大A判定でも)受験生はうまく判断できないのが実情です。ここでは、実例を通して判断の目安を紹介します。
【第2問】
問1:mind ~ing と、[8]の括弧の後ろが名詞ということより[8]には他動詞が入ることから判断します。
これは基本レベルなので正答すべき問題です。正解は①。
問2:put on weight (肥える、太る)は、高校レベルを超えるので正答できなくてもOK。
正答したのは、偶然接したことがあったり、当てずっぽうで選択したら当たったケースがほとんどのはずです。
ただし、他の3語の意味と用法を正確に知っていれば消去法で正答できます。正解は③。
問3:wish と前文(過去形)から仮定法過去完了とわかりますので、(正答すべき)基本レベルで、正解は①。
問4:flyは「飛ぶ」flowは「流れる」ですが、[11]はplane より「飛行(中)」と推察でき、in (前置詞)より”名詞”だとわかります。
基本レベルで、正解は①。
※ flightは”飛行士のフライト”や”フライトレコーダー”などの日常用語からも推察できます。
flyer「チラシ」は、高校レベルを超える単語で知らなくてもOK。
問5:in the hope of ~ing (~することを希望して)は、高校レベルを超えるので正答できなくてもOK。正解は②。
問6:①~④のすべて、意味を知っておきべき基本的な単語です。基本レベルで、正解は①。
問7:形式目的語のitが入ります。基本レベルで正解は②。
問8:be supposed to ~(~することになっている)は、高校レベルを超えるので正答できなくてもOK。正解は④。
問9:①~④のすべて、意味を知っておくべき基本的な単語です。基本レベルで、正解は③。
問10: if not~(~でないとしても)は、高校レベルを超えるので正答できなくてもOK。正解は②。
これら10問のうちの4問は高校レベルを超えるので、センター試験で180点を超える受験生でも3~4問くらい間違えたりします。実際、駿台模試(ハイレベル)の英語が偏差値70を超えて東大A判定の当塾生が3問も間違え、(滅多にない、あまりの不出来に)本人もビックリしていましたが、それは杞憂です。これら4問は解けなくても学力が低いわけではないので気にする必要はありません。その一方で、他の6問のいづれかを間違えた場合には学力不足です。学力不足の範囲は、しっかり復習することが肝要です。
コメントをお書きください