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物質量(中2向け理科1)

難関の私立中学2年向け理科1の問題(物質量)です。

 

質量パーセント濃度98%の濃硫酸(密度1.8g/mL)がある。原子量H1.0O16S32

この濃硫酸のモル濃度は何mol/Lか。また、1.0mol/Lの希硫酸100mLをつくるには,98%の濃硫酸が何mL必要か。


公立では高校の”化学基礎”で学習する範囲です。質量パーセント濃度[%]・密度[g/mL]・モル濃度[mol/L]の単位を使いこなせる学力が必須です。

 

難関私立中ではこれらにかける授業時間は2週間(50分×4)程度です。難関中生であっても、その何倍も自習しないと習得できません。生徒たちは、「授業がさっぱりわからない。意味不明?!」とぼやき、半分学校を恨みながら、(不本意な結果に終わったときの)ご両親の反応に怯えながら、みんなで協力して習得してしまいます。

 

前門の虎後門の狼”がいるからこそ、生徒の学力は飛躍的に向上します。


濃硫酸1L(1000mL)に含まれる硫酸の質量は 1.8[g/mL]×1000[mL]×0.98=18×98[g/L]

モル濃度(mol/L)は、18×98[g/L]÷98[g/mol]=18[mol/L]

 

必要な濃硫酸をx[mL]とすると、

18[mol/L]×(x/1000)[L] = 1.0mol/L×(100/1000)[L]

この方程式を解くと

x = 5.55…≒5.6[mL] ゆえに、必要な濃硫酸は 5.6[mL]