中堅大学やセンター試験向けの標準問題です。
➀ 中和反応で消費する(NaOH の物質量)を x mol, (KOH の物質量)を y mol とおいて、連立方程式の準備をします。
② 反応で消費する(NaOHの質量)と(KOHの質量)の合計に着目して、方程式をつくります。
(NaOH の質量)+(KOHの質量)=1.52
③ 反応で消費する(HClの質量)に着目して、方程式をつくります。
NaOH との反応で消費した(HCl の物質量) x mol + KOH との反応で消費した(HCl の物質量) y mol
= 反応で消費した全(HClの物質量) 1.00×30.0/1000
④ ②~③の連立方程式を解いて x mol を求めた後、 x mol の質量を求めます。
中和反応で消費する(NaOH の質量)を x 〔g〕, (KOH の質量)を y 〔g〕 とおいて、解くと次のようになります。
何をx,y とするかによって、計算量や複雑さに違いが生じます。
何がベストかそのセンスは、経験を積むことでのみ磨くことができます。
入試では複雑な計算を要求されることがよくありますから、
常にベストの解法を目指し、多くの問題を解くことが肝要です。
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